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ポップコーン、んまい

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映画を見るとき、ポップコーンを食べたくなるのはなんでだろ。
シネコンばっかりになってからか。
アメリカの人たちが映画を見ながらポップコーンを食べているのを、映画の中やドラマの中で見て、「あんなもの食べながらじゃ映画に集中できないだろ」と思っていたのに、いまやほぼ毎回買う始末。
だいたい予告編のうちに食べ切っちゃうけどね。
Mサイズのキャラメルポップコーンとウーロン茶をオットと半分こ。
カリカリ、シャクシャク、モシャモシャと食べながら見た映画は『風立ちぬ』。

予告編だけにしておけばよかったかな。


『風立ちぬ』、宮崎監督の作品として期待していたものとは違っていた。
これまでの作品は、疾走感があるとでもいうんでしょうか、細部まで行き届いた、内容の深いストーリーがすごい勢いで展開していくように感じ、いつもそこが好きだったのですが。今回はあまり感じられなかったです。
感じたことは…箇条書きにすると、

・もちろん元々知っていたけど、宮崎駿がいかに飛行機好きかということはよーっく分かった。
・第二次世界大戦前の、日本の、ある程度、お金と知能を持っている若い設計士たちの日常が分かった。
(庶民な私は、恵まれた人たちはいいわねぇ、努力もあるでしょうけど恵まれていますねぇ(嫉妬と羨望)、ぐらいにしか思えなかった)
・恋愛部分はベタ過ぎる(見ていて痒くなった)。
・飛行機7に対して、恋愛3(いや、2か?)ぐらいの印象。(べたべたな恋愛とはいえ、「風立ちぬ」「菜穂子」を思えば、もっときちんと描けばいいのに、物足りない。だったら描かなくていいよ…)
・恋愛担当の堀辰雄の話は入れずに、飛行機担当の堀越二郎の話だけで十分。(その方がよっぽど飛行機について乗り物についてもっと勢いよく描けたんじゃないの?)
・タバコ吸い過ぎ。(昨今の分煙、嫌煙ブーム以前は確かにみんな吸っていた。こんなものだったと思うけど、でも吸い過ぎ。たばこシーンを描く必要があるのかどうかもよく分からない。吸うことによって何を描きたかったのかな。私がたばこの煙を嫌うこともあるけれど、結核の人間の隣でくらい吸わずに我慢しろよと思ったり。禁煙学会が意見書を出した、というのはやり過ぎじゃない?と思ったけど、いざ見てみたら、うーん、やっぱり吸っている場面が多いなと思う。最近のドラマやアニメで吸う場面がない分、特に感じた。監督やプロデューサーがたばこ好きだから仕方ないのか。)
・人間の描き方が物足りない気がする。(過剰な説明は要らないし、想像する余地も残して欲しいけれど。そして戦前の人間、大正、昭和の人間はあまり感情を表に出したりもせず、節度があったとも思うけど、何か物足りない。あ、人間パートよりも飛行機パートの分量が多すぎるんだ。)
・ジブリの作品らしく風景や空、わさわさした人間などの絵は相変わらずきれいだし、魅力的。

私の(あくまでも私の)期待していた映画とは全然違っているし、あちこち破綻してるようにすら思えたけれども。見終えてみれば一つの作品としてちゃんとまとまってるのは確か。乗り物のシーンはやはりテレビよりスクリーンで見るほうが望ましかったので、映画の日の入場料1000円なら納得。でも1800円は払いたくないなあ。

これまでたくさんの素晴らしく、そして売れる映画を作ってきた監督が、年齢のこともあって、最後に、売れる売れない関係なく、自分の好きなものだけで映画を作った、という感じだなぁ…と思っていたら、夜に「引退」のニュースが…。うん、納得。

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